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済城動物病院 院長 済木靖彦 先生
日本獣医畜産大学(現日本獣医生命科学大学)卒業後、JACII(ケニア・ナイロビ)に留学。1982年より福岡県で済城動物病院を開院。また、北九州市八幡西区浅川学園台に学園台ペットクリニック開院などを経て現在に至る。

人間が、野生のイヌの先祖を順化したのは、今から1万数千年前だろうと言われています。このような長い歴史の中で、人間とイヌの関係が現在に至るまで続いてきた訳ですが、今では我々人間と犬とは、切っても切れない関係になってきました。と同時に、私が30年前、開業した当時と現在では、犬に対する考え方も大きく変わって来たように思えます。
当時は、殆どの飼い主の方たちが、犬を『飼っている』と言う意識が強かったのですが、現在では、犬は『家族の一員』と考えられるようになりました。ただその反面、人間と犬との関係がより深くなればなるほど、それに伴って多くの問題が生じてきた事も事実です。
何故『ドッグライフカウンセラー』が必要なのでしょうか?
先にも述べましたように、現在では、犬は家族の一員と考えられるようになりましたが、その半面、『人間の家族と同じではない』という事も認識しておかなければなりません。何故なら、『犬は、人間とは全く違った生体・社会性を持ち、違った食べ物を食べる動物である』からです。その事を、家族全員がしっかり認識しておくべきだと思います。
例えば、犬という動物は常に、群れの中で生活する動物です。
人間に飼われている犬にとっては、飼い主とその家族が群れと言う事です。 子犬の頃から甘やかされて育つと、犬は自分がボスになろうとし、飼い主の命令に従わなくなる事があります。※権勢症候群(アルファー症候群)
一般に子犬は、生後3週間~14週間までの間に、母親や兄弟犬と過ごす過程の中で、群れの中での秩序やいろんなルールを学んでゆくと言われています。 ところが、日本の生体販売の実情は、生まれた子犬を早すぎる時期に母親から引き離す(早期母子分離) 事が多いため、子犬にとって一番大切な事を学ばないまま人間社会に連れて来られるケースが現状です。
※早ければ、生後1ヶ月くらいの一番可愛い時期に販売ルートに乗せてしまおうと言う考え方です。ドイツでは、生後3ヶ月まで親元に置いていないと法律で罰せられますが、残念ながら国内では、動物愛護法があるにもかかわらず、その項目は盛り込まれておりません。
また、国内ではペットとしての歴史が長く、家族としての認識が生まれたのが近年であるため、飼い主側が正しい愛犬飼育の知識を持たないまま「しつけ」ができずそのままになると、飼い主の命令に従わなくなり、飼い主や他の人や犬に対して問題行動を起こすケースが多いのです。
犬が『家族の一員』となった現在、これから先余程の事がない限り、10数年間もの長い間、ひとつ屋根の下で共に生活する家族となります。 私共としましては、可愛らしい家族が一人増えたわけですから、「ご家族と子犬が、毎日笑いに包まれた、楽しい生活を送って頂きたい」と、心から願っております。
そのためには、動物業界や一般家庭においても、愛犬との生活アドバイスのプロが必要となります。また、これからは販売だけではなく「信頼できるケア」を求める時代へ移り変わります。これからDLCが活躍することによって、愛犬をはじめ、家族全員が、あるいはワンちゃんに関わる人々皆が、仲良くお付き合いを続けて行けるのではないでしょうか?
どうか、この『ワンカレッジ運営の講座』を受講される方は、資格だけにとどまらず、実践的な知識を身につけられるノウハウを最大限に利用され、これから先のワンちゃんとの生活を有意義なものにして下さい。
(有)サムス 済城動物病院々長 済城靖彦
















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